拠出額が固定されているか受ける額が固定されているか

国が行っている年金制度は、長生きすればするほど得な制度です。毎月一定額を払っておけば、65歳から死ぬまで年金がもらえます。10年ぐらいもらえば元が取れるので、それ以降はどんどん得になります。民間会社が用意する確定個人年金は、基本的には有期年金です。10年や15年などの期間を決めているので、受けられる額が固定されています。個人型確定拠出年金は、毎月の拠出額は固定されています。変化はさせられますが、基本的には同じ金額を支払っていくのでしょう。受ける年金は、運用成績によって変わります。効率よく運用できれば、高い給付が受けられるかもしれませんし、余り運用がうまくいかなければ減らす可能性もあります。受ける額は自分次第で変わります。

支払うときや受けるときの税制が異なる

2017年から個人型確定拠出年金制度、愛称iDeCoが大きく変化しました。これまでよりも加入できる人の条件が増え、サラリーマンや公務員も加入できるようになりました。この人たちは、自分で年金を作るのに確定個人年金しかありませんでしたが、選択肢が増えます。確定個人年金と個人型確定拠出年金の違いとして、支払うときの税制が異なります。個人型確定年金は、所得控除は最高1年で4万円までです。個人型確定拠出年金は、払った額をすべて控除可能になります。受けるときは、個人年金は一時金で受ければ一時所得、年金で受ければ雑所得で、公的年金などを受けるときの控除はありません。個人型確定拠出年金は、一時金なら退職所得になり、年金は公的年金と同じ扱いになります。

老後に備えて、自分の財産を早めに投資する一つの手段としてiDeCOという新たな制度ができました。所得税対策にもなるので、活用すれば、お得になります。